自邸「杢人ハウス」イメージパース

ハイサイ!
設計の岸田こときっしゃんです。

昨日のスーパームーン皆既月食はすごかったですね。
普段はお盆のようなお月様が赤黒く鈍い光を内にとどめる球体に変化していく様子を見ていると、アニメの「NARUTO」で暁が月を利用して世界中に幻術をかける「無限月読」を思い出しました。(懐!)
みんなで空を眺めるっていいですね。私もコロナが納まるよう願いを込めました。

ところで自邸「杢人ハウス(もくんちゅはうす)」はラフプランを終えてようやくイメージパースができてきました。
外観と内観は「ちょっと変わった琉球風」という感じです。
ですが、空間の動と静、光の陰影と素材の質感にはとてもこだわりました。すべてに手をかけると空間に想いが溢れてしまい、だんだん飽きてくるということがあります。
今回は外観は赤瓦が残っている饒波の集落と丘の稜線との調和がとれるように「琉球」テイストにしました。
現代的なモダンスタイルよりバナキュラー(土地に根付いた建築)が落ち着くのは、心の中の原風景がそれを求めているのでしょうか。建築の不思議の一つですね。
沖縄の伝統的な住宅は寄棟が多いのですが、自邸では切妻(間口方向にへの字になっている屋根)にしました。土地に高低差があり、道路から見て切妻のボリュームの方が全体として調和し、1階リビングからFL+800ほど上がった中2階のテラスも映えるからです。この8帖ほどの半屋外スペースでBBQや菜園、工作やBEER会など色んなイベントを計画中で今からワクワクしています。

仕上は地場でとれる素材を使います。何百年も昔から使われてきた材料を現代の職人さんの手により施工する。何十年後に修繕が必要になった時も技術が継承されていれば素材は身近にあるので修復は可能です。
弊社は「モダン系」志向のお客様が多いのですが、来年度から「自然派」のお客様にもご提供できるように自宅兼モデルハウスとしても使う予定です。

来月からはいよいよ実施設計に入ります。
建築は計画とディティール(細部)が命!
まーるく納まるようにがんばります。

きっしゃん

ハルモデザイン、ホームページ担当
自分もハルモデザインの施主として、注文住宅の建築実績あり。
自身の経験を活かし。これから家づくりをするお客様へ木造住宅の良さを発信中。

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