ハイタイ!主婦目線でよい家づくりを提案するハルモデザイン インテリア担当の新垣です。
今年、夫がNAHAマラソンに初参加します!例年は完走率が六割を超えているNAHAマラソンですが、気温が25度を超えると感想率がぐっと下がります。今年の予想気温は26度です。どうなることやら…。
心配しつつも、今日のお題、「木造住宅の十年後とは」について書きたいと思います。今年、木造で家を新築した私もとっても気になるテーマです。
今後も木造住宅建築数は増加傾向に
まず、十年後の木造住宅について、純粋に数値の面で考えていきます。
2018年6月4日沖縄タイムス+プラスニュースからの抜粋です。
2017年木造住宅の着工戸数は1161戸
住宅といえば鉄筋コンクリート造りが主流の沖縄で、木造が増えている。2017年の木造住宅の着工戸数は1161戸で、過去最高を3年連続で更新した。鉄筋や生コンの価格が高騰しているため、建て売り、注文住宅とも安く建てられる木造が注目されているという。「台風やシロアリに弱い」というイメージは、木材の防虫加工技術や木材を接合する金属部品のサビ止め技術、免震技術の進歩などで克服されつつある。リフォームや修理のしやすさ、多様なデザインも魅力。高い断熱性などを備えた省エネ住宅を国が推奨していることも追い風になっているという(以下中略)
国交省の統計によると、17年に着工した住宅のうち木造は1161戸と着工数全体の7%で、鉄筋コンクリート造りは1万4381戸(87%)。木造の割合は1%台で低迷してきたが、09年から徐々に増えている。(参照ここまで)
2018年6月4日沖縄タイムス+プラスニュース
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/259084
そうなんです。ここ十年余りで沖縄の木造住宅の割合が1%→7%と増加しています。またこの数値は、戸建て以外の長屋や集合住宅も含まれる数値と思われるため、戸建てのみの数値に限定すると木造の割合はさらに上がります。
今後も東京五輪、大阪万博の関連工事や、ホテルや商業施設等の大型施設建築バブルは続いていく傾向にあり、コンクリートの資材が高騰していく反面、木造住宅はひと昔前に比べて技術面が飛躍的にアップしたことと、RCの約3分の2のコストで施工可能なため、これからも木造住宅建築数は、ますます増加することでしょう。
十年後の沖縄の建築業界、木造住宅の割合がどこまで伸びるのか楽しみですね。
新築、十年後、二十年後の木造住宅
次は、実際に新築した十年後、二十年後の木造住宅について考えていきたいと思います。まさの私がその状況なんですが…。
家は建てたら終わりではありません。住んでいくに従い、住宅設備は劣化していきます。RCで建てても木造で建てても、どんな家でもメンテナンスが必要なのは変わりません。いつ頃メンテナンスをすべきか、簡単にまとめてみました。
築5〜10年 こまめなメンテナンスが大切な時期
浴室のドア、室内の壁や外壁など、ちょっとした破損や汚れが気になり始める頃です。我が家は既にスタディコーナーの壁紙の汚れが気になり始めましたよ(早すぎ?)
この時期に早めにメンテナンスをすることで、後々にかかるメンテナンス金額を抑えることができ、また家の寿命を伸ばすことも可能になります。
築10〜15年 水まわりの取り替え時期
浴室・トイレ・洗面台・キッチンなどの水まわりに不具合が出始める時期です。以前13年住んでいた賃貸のアパートも転居間際はお風呂場の劣化がひどかった…。
また屋根材や外壁は雨風にさらされているので、亀裂などを発見したらすぐに補修しましょう。余裕があれば、壁紙クロスの張り替えもできると理想的だそうです。自分で張り替えられる技術身に着けようかな。
築15〜20年 最初の大規模修繕時期
給排水管や建物の土台など、住まいの見えない部分が老朽化し始める時期になります。木造住宅の場合は、シロアリなどにも注意が必要です。沖縄の場合は入居後は年に一度チェックしていた方がいいですね。
築20〜30年 大規模リフォーム時期
住宅の耐用年数は、一般的には30年前後と言われています。
多くの住宅で増改築レベルのリフォームが必要です。また、ライフスタイルの変化に合わせて住まいを見直し、間取り変更などを検討するのも良いでしょう。
築年数が増しても価値の落ちない住宅にするために
これまで日本の住宅は「新築時の価値が最も高く、10年で建物価値は半値、25年程度でほぼゼロになり、土地値となる」(一戸建ての場合)が常識でした。でもどうせ建てるなら資産価値の高い家づくりをしたくないですか?
十年後の木造住宅を見据えて、これから家を建てようと考えている人に価値の落ちない家づくりをするためのポイントをお伝えします。
資産価値が落ちにくい家のポイントとは?
①ロケーションの良い土地を探す
都市部など、人気エリアかつ新規に開発する土地があまり残っていない地域では、物件の売り出しがあまりないため、古い物件でも値崩れが起きにくいです。また、近隣に大型ショッピングモールの建設や大規模開発が決定した地域などでも、周辺の不動産相場は値上がりに転じます。都市部などは土地代が高騰しているので、これから土地を探す人は市町村の都市計画などで今後人気が出そうな場所を探してみてくださいね。
②建物のコンディションを保つ
【フラット35】Sに適合する高品質な住宅、もしくは長期優良住宅やZEH(ゼッチ)で家を建て、維持管理をしっかりすれば、資産価値は落ちにくくなります。
こちらについては、当ハルモデザインHP内でもいくつか記事をあげていますので、こちらでは割愛しますね。
気になる方はこちらをご参照ください。
建物のコンディションを証明する方法としては、宅地建物取引業法が改正され、18年4月から「インスペクション説明義務化」がスタートしました。ホームインスペクション(住宅診断)をホームインスペクター(住宅診断士)に依頼して建物に欠陥がないかなどを有料で調査・証明することで建物の価値を高めることができます。
以上、木造住宅の十年後を、数値やメンテナンス時期、資産価値などそれぞれのテーマで書いてみました。
当ハルモデザインでは、資産価値の高い家を作りたいお客様に、一級建築士の岸田が理想の家を提案させていただきます。資料についてもこちらよりご請求いただくことが可能です。どうぞお気軽にご相談くださいませ。
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一級建築士/一級施工管理技士 岸田 匡史(きしだ まさふみ)