ハイタイ!主婦目線でよい家づくりを提案するハルモデザイン インテリア担当の新垣です。
以前に夫が那覇マラソンに初参加すると書きましたが、残念ながら30キロ地点でリタイアになってしまいました。当日は気温が27度を超えたこともあり、相当厳しかったようで歴代ワースト三位に入る完走率だったそうです。ジョガーのみなさん、お疲れさまでした!
そして夫さん、来年のリベンジに向けて頑張ってくださいね!(私信ですみません)
では、今日のテーマは、「友人から聞いた新築で後悔した事とは」です。一見ネガティブなテーマですが、<家は三回建てないと満足しない>と言われますよね。かかる予算が大きい分、後悔も大きいのだと思います。我が家も住んで三か月半ですが、既にいくつか後悔ポイントがあります。
我が家の新築で後悔したポイントとは?
- 玄関照明のスイッチを玄関側、階段側からも点灯できる三路スイッチにすべきだった。
- 門柱と玄関スイッチを一つにまとめてしまったため、別々にすべきだった。
- キッチンの棚は一番上が使いにくいため、少し低い位置に設置すべきだった。
- サニタリーの出入口が二か所あるため、三路スイッチにすべきだった。
- 寝室照明に保安球をつけ忘れてしまった。
- 窓の選定時に、中から掃除できるか確認するべきだった(横すべり窓には、中から掃除できないタイプのものがある)
- 棚板(可動棚)を設置すると窓の開閉が出来ないところがあるため、窓と棚の位置関係をもっと把握すべきだった。
- 設計時にクーラーの室外機設置場所について、もう少し熟考すべきだった(1階にしか置き場所がないため、高所作業代・ホース設置代がかかる)
ここ数年で家を建てた友人も多く、今回友人たちにアンケートを取らせていただいて、よりリアルな沖縄の建築事情、後悔ポイントをご紹介したいと思います。
何も知らないで家を建てるより、実際家を建てた人の後悔ポイントを知った上で家を建てる方が格段にいい家づくりが出来ると私は思います。
今回のアンケート内容がみなさまのより良い家づくりの参考になれば幸いです。
ちなみに過去五年の間にRCもしくは木造住宅で建築された方を対象にアンケートを取らせていただきました。
友人の新築で後悔したポイントとは?
プランニング・間取り編
- 情報収集せずに家を建てたため、図面では使い勝手がわからず、使い勝手の悪い家になってしまった。
- パントリー、作業スペース、シューズクローゼットなど、とにかく広さが欲しかった。図面だけでは家の広さが想像出来なかった。
- 主寝室の隣が風呂場、洗面所、洗濯場になっているため、寝てる時は音が気になる。誰かが寝てる時は洗濯やお風呂、洗面にとても気を使う。防音素材を使ってもらえば良かった。
玄関編
- 玄関ドアの正面にリビングのドアがあり、リビングドアを開け放している時にお客様が来ると、中が丸見えになってしまう。
- 玄関横に窓がなく、採光がとれなくて暗い。
- 奥行きが足らず人が立ちづらいため、外玄関ポーチにもう少し広さが欲しかった。
- 玄関タイルはクリーム色を選んだが、汚れが目立つ上、デッキブラシでも簡単には落とせなかったため、もう少し素材を慎重に選べば良かった。
階段編
- 直線階段にしたため、子どもの階段上り下りはヒヤヒヤする。
- 階段幅が狭いためすれ違うこともできない。もう少し広く出来たら良かった。
トイレ編
- 二階にもトイレが必要だった。
- 二階にはトイレはいらなかった。
- スペースの関係上、玄関近くにトイレを作ってしまい、来客時使用しづらくなってしまった。
- トイレにホースを繋げる蛇口がないのが悔やまれる。
※沖縄の場合、トイレの床はタイル貼りが多いです。水でジャブジャブ洗いたいという人が多いため、トイレにも蛇口があった方が便利だと思います。
お風呂編
- 浴槽につからないからと、シャワーのみの浴室にしたら設備費が高くついた。
※これも沖縄あるあるですね。シャワーのみの浴室は造作をする必要があるため、浴槽ありのユニットバスの方がコストは安くなります。
キッチン編
- 我が家に食洗器は不要だった。
- キッチンカウンターにもコンセントが必要だった。ミキサーを使う時に困る。
- オープンキッチンにしたら、来客時手元が丸見え。散らかっているのも見えてしまう。カウンターに立ち上がりをつけるべきだった。
- オープンキッチンにしたら、来客時隠れて休めないのが困る。
- オープンキッチンは、ニオイが部屋に広がるので揚げ物料理や魚料理をしなくなった。
洗面所編
- 洗面&洗濯機スペースの換気扇をお願いしたはずなのについてなかった。
リビング・ダイニング編
- テレビボードを造作してもらったのはいいけど、ケーブル用の穴をつければ良かった。コードが目立つし、邪魔。
- リビングの掃き出し窓が外から丸見え。結局カーテンを閉めっぱなしで、何のための大きな窓だろうと思った。
- リビングを吹き抜けにしたら、クーラーの効きが悪かった。分かっていたつもりだけど、実際は分かってなかった。
子ども部屋編
- 最初から子ども部屋を分けるべきだった。
- 子ども部屋にカギをつけたら、カギをかけてこもって遊ぶようになってしまった。
寝室編
- 寝るだけだからと7畳にしたら、ベッド以外にもドレッサーやテレビを置くことになり、寝室がキツキツに。配置するものをちゃんと考えて部屋の大きさを決めるべきだった。
収納編
- 収納が少なかった
- 使い勝手の悪い収納になってしまった。
- 階段下収納にも照明をつければよかった。
ベランダ編
- ベランダ幅が狭すぎて、洗濯物が干しづらい。もう少しベランダを広くすべきだった。
- キッチン側のゴミを一時的に置くサービスバルコニーにも水栓が必要だった。
- ランドリーバルコニーにコンセントが欲しかった。
外観編
- 窓を極限まで減らしてしまったため採光が足りず、曇りの日は照明を全てつけても暗く感じる。
- 網戸が窓の内側にはめ込まれているため掃除か大変。
外構編
- 駐車場をコンクリート敷きにしたら、日光の照り返しがきつく眩しい。
- 外回りの照明が欲しかった。
- 洗濯干しのスペースが足りなかった。
環境編
- 分かってはいたけど、子どもの学校が遠い。
- 思った以上に日当たりが悪かった。
配線編
- コンセントの位置が不便。
- コンセント箇所が少なかった。
予算編
- 新築時は予算を抑えるため、外構・ウッドデッキは後から施工することにした。外構・ウッドデッキ施工時、別途業者を探すと意外と費用がかかることが判明。新築時に作った方がローンにも含めることが出来たし、安上がりだった。
その他
- 親にある程度費用を出してもらったため、設備オプションや壁紙の選定など贅沢は言ってはいけないと思って建築会社の言うままに作ってしまった。今考えるとせめて照明くらい可愛いのをつければ良かった。
後悔しないためにあなた仕様の住み良い家づくりを
以上、新築で後悔したポイントでした。
急なアンケートにも関わらず、快くアンケートに回答いただいた友人たちにも感謝です。ありがとうございます!
家づくりは、住む人や環境また間取りによっても十人十色です。後悔ポイントも人それぞれですが、色んな人の意見を取り入れつつ、自分仕様の住み良い家づくりをしていってくださいね。
当ハルモデザインでは、理想の家づくりやご予算に合わせて一級建築士の岸田があなたに合った住み良い家を提案させていただきます。資料についてもこちらよりご請求いただくことが可能です。どうぞお気軽にご相談くださいませ。
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一級建築士/一級施工管理技士 岸田 匡史(きしだ まさふみ)