(Q1) 台風や地震、シロアリが心配なのですが、どちらの構造が強いのですか
木造は壁量計算、RC造は許容応力度計算と計算方法が異なる為に一概に比較できないのですが、阪神淡路大震災以降、木造住宅の耐震性能の引き上げの必要性に迫られ、建築基準法の1.25倍の耐震等級2、建築基準法の1.5倍の耐震等級3が新たに造られました。
耐震等級3は消防署など防災拠点の設計と同程度を想定しています。
HARMOdesignでは、耐震等級3クラスを目指して設計しています(※1)ので、RC造と比べても遜色ない耐震・耐風性能を持っていると言えます。
シロアリは木造でもRC造でも木が使われている所に侵入してくる可能性があります。(※1 特殊な空間構成の場合は別途検討が必要)
シロアリ対策としては、
①150㎜の耐圧盤と土壌処理で地下からの侵入を阻止する
②床下空間に湿気を溜めないように基礎パッキンで四方から通気をとり換気する
③土台・構造材にホウ酸処理をして食害されにくい建材にする
それでも被害があった場合は、
④シロアリの被害を保証する保険に入ることにより、お客様の負担なしで駆除と修繕ができる。
当社では対策と保証(最長30年)の両面を充実させることで、大切な住宅をシロアリから守ります。
(Q2) 1階をゲタばき住宅にしたいのですが木造でもできますか
申し訳ございませんが、木造住宅は柱のみで上階を支える事が出来ませんので、柱だけでもたせるゲタばき住宅の建築ができません。しかし車1台用のビルトインガレージでしたら木造でも可能です。
(Q3)省エネ性や快適性はRCと木造でそんなに違うのですか
住宅の構造のどちらも省エネ性能を高めることが出来ますが、RC造は省エネ住宅にする為に初期費用が坪5万円程度必要になります。コンクリート自体が重く比重が高いので、日中に蓄熱すると夜間まで放熱が続く為、それを止めるために断熱材を打ち込む必要があります。
できれば外断熱が最良なのですが、一般の住宅では屋根のみに断熱材を打ち込んでいるところがほとんどです。また、窓もLOW-E複層ガラスにする必要があります。
コンクリートに対して木の比重は1/12と非常に小さく、断熱性にも優れています。
また、湿気を吸放湿する性質もありますので、電化製品にたよることなく自然のチカラで家中を快適にします。当社では、省エネ性能の指標の中で高位ランクの一次消費エネルギー等級5を標準仕様とすることで、お客様の初期投資とランニングコストの少ない省エネ住宅をご提供しております。
(Q4)税金や補助金の優遇にはどのような種類がありますか
新築時、住宅購入時の優遇措置には、基準をクリアしなくても受けられるものと、一定の基準を満たした住宅が申請を通してもらえるものの2種類があります。基準をクリアしていなくても受けられるものとして、住宅ローン控除があります。消費税が10%に上がってからは増税の差額分を補うために10年から13年に延長されました。
2023年度では13年間で一般住宅で最大273万円、長期優良住宅で455万円の控除になっています。この減税も2024年からは省エネ基準を満たした住宅が適用となります。また2023年度はZEH住宅にすることでこどもエコすまい事業で100万円の補助金が取得できます。
フラット35S(固定金利1%前半)を受けるには住宅金融支援機構の定める仕様に合致させておく必要があります。当社では一次消費エネルギー等級5以上、耐震等級3クラスを目標に高性能木造住宅の建設を推進しておりますので、各種優遇政策に対応することが可能です。
(Q5)木造とRC造を比べて耐久性はどちらが高いですか
構造ごとの耐久性についてはどちらも同程度です。
木造は漏水や木の腐食がなければ木が外部にさらされた状態でも本来は数百年もつ素材です。(寺社仏閣や古民家等)長期優良住宅に準じた仕様であれば住宅でも100年はもちます。
また、コンクリートも100年以上もたせることができますが、一度中性化が進行すると劣化が止められないのでメンテナンスは欠かせません。クラックのチェックは専門的な知識をもつ業者に依頼するのが一般的です。
(Q6)トータルのメンテナンス費用はどちらがかかりますか
メンテナンス費用は60年間で概算するとどちらもほぼ同じくらいの費用がかかります。RC造はコンクリート素地の上に塗装を塗り重ねるので、30年くらいたつと劣化が目立ちますが、木造では30年目に外装材を外して再度サイディングを張り変えれば外観を一新することができます。
また、その時に内部の住宅設備も新しくして、間仕切りの位置を変更して部屋のプランを変えれば、新築そっくりになります。古くなったところを交換すれば、新しく生まれ変わる。これが木造の良い所です。
(Q7)木造は大工さんまかせの所が多く品質が心配なのですが
家づくりはオーダーメードの服をつくるのに似ています。
建築士はプランとデザインを図面にし、プレカット図で木組みのパターンを起こします。織り手にあたるのが大工で、細部のディティールや住み心地は職人の技量で大きく変わります。
当社では過去の実績が豊富で当社の家づくりに賛同して頂ける大工集団を協力業者として登録し、今まで一緒に家づくりを進めて参りました。
納まりや材料などは建築士が現場に行って直接大工と納まりの確認をしております。
構造・完成見学会に来て頂ければ、精魂こめた手仕事を実感して頂けると思います。
(Q8)木造はどれもデザインが似ていて出来上がりが安っぽくないですか
RC造は、強度の高い材料を型に流してつくりますので、『自由にデザインをしやすい工法』であると言えます。
木造は柱のスパンが限られており、上下階の壁の位置をある程度一致させる必要があります。しかし、柱間を規定の範囲でおさめても20帖程度の空間は作れますので住宅クラスでは木造でも十分対応可能であると言えます。
建築家が手掛けた木造住宅の名作も多く、現在では多種多様な建材がでていますので、組み合わせのセンス次第でデザイン性の高い木造住宅を創ることが出来ます。
(Q9)木造とRC造では建築費はどのくらいかわりますか?
当社の木造新築費用は坪85万円~、RC新築費用では約100万円~が近年の相場です。
材木は内地に豊富にあり、完全自給も可能な材料です。また、プレカット工場であらかじめ加工してきた部材を組み立てるので、正確で速く施工が行えます。内装工事に入るまでの期間は2階建て木造で約90日、RC造では120日程度です。
工期が短いので人件費を抑えることができます。
まずはお気軽にご相談ください
初めての家づくりで分からない事が多いと思いますが、お客様に安心していただけるように多くの情報を提供します。まずはお気軽にお問合せください。
一級建築士/一級施工管理技士 代表 岸田 匡史(きしだ まさふみ)
TEL:098-996-4810 (営業時間:08:30~18:00)
901-0241 沖縄県豊見城市豊見城574-20 がじゅまるビルヂング102
建築士事務所登録番号 沖縄県知事登録 第192-3533号
一般建設業許可番号 沖縄県知事 許可(般-5)第14926号