沖縄は亜熱帯気候で、内地と比べてシロアリがかなり多い地域です。木造住宅に限らず、RC造住宅でも被害を出すシロアリ問題。いつの間にか侵入し、家の柱や土台を食べ、家の内側からボロボロします。柱や土台が食われてしまうと、耐震性が落ちたり、床が抜けたり、大きな被害を与えてしまいます。
特に湿気の多い場所や土の下にはシロアリの巣があり、近くにシロアリ被害にあった家があった場合などは、シロアリの活動圏内になりますので、家を建てる前にシロアリ対策をしっかりと行う必要があります。
ここでは、沖縄で大切な住宅をシロアリの被害から守るための対策について説明します。
沖縄にいるシロアリの種類と特徴
沖縄は全国でもシロアリ被害リスクがかなり高い地域です。実はシロアリと言っても3種類いまして、特徴や対策が違ってきます。まずは、シロアリの特徴から知っておきましょう。
ヤマトシロアリ
特徴
- 日本全国に分布(沖縄にもいます)
- 湿った木材が大好物
- 主に 床下・水回り・基礎周辺 から侵入
- 被害スピードは比較的ゆっくり
沖縄での注意点
- 高温多湿なため、本土より活動期間が長い
- 雨漏り・結露があると一気に被害拡大
有効な対策(新築時)
- 防蟻処理(5年保証)を必須で実施
- 床下換気を重視(基礎パッキン工法など)
- 浴室・洗面・キッチン周りは特に念入りに処理
木部は防蟻・防腐処理済み材を使用がおすすめ
イエシロアリ(沖縄で最重要)
特徴
- 沖縄で最も危険なシロアリ
- 巨大な巣を作り、数十万~100万匹規模
- 乾いた木材も食害
- 被害スピードが非常に速い(数か月で致命傷)
沖縄での注意点
- 海沿い・湿地・古い住宅地に特に多い
- 地中深くから侵入し、RC基礎でも油断不可
- 気づいた時には柱・梁がスカスカ…というケースも
沖縄の羽アリは、主に4月から7月の梅雨時期にかけて発生し、特に5〜6月の蒸し暑い夜に数千〜数万匹が一度に群飛してきます。このシロアリが家に入り込まないように対策が必要です。
有効な対策(新築時)
- 土壌処理+木部処理のダブル防蟻
- ベタ基礎+基礎立ち上がりの隙間ゼロ施工
- 防蟻性能の高い薬剤(沖縄対応実績のあるもの)
- 定期点検前提(3~5年)で計画
沖縄の木造住宅では
「イエシロアリ対策が弱い=将来の大規模修繕リスクあり」
と言っても過言ではありません。
アメリカカンザイシロアリ
特徴
- 乾いた木材のみを食害
- 土壌に巣を作らない
- 家具・建具・構造材内部で単独繁殖
- 糞(砂粒状)が落ちて気づくことが多い
沖縄での注意点
- 輸入木材・家具・梱包材から持ち込まれるケース
- 新築でも「完成後に発生」することがある
- 薬剤が効きにくく、駆除が難しい
有効な対策(新築時)
- 構造材は国産材 or 防蟻処理済み集成材を選ぶ
- 未処理の輸入材を極力使わない
- 完成後の家具持ち込み時も要注意
以上がシロアリについての説明でした。
次に具体的なシロアリ対策について説明していきます。
沖縄の木造新築に行うべきシロアリ対策とは
シロアリ対策のためのベタ基礎
シロアリは地面から住宅に侵入してきます。沖縄での木造住宅のシロアリ対策として、家の下から侵入されないように、『ベタ基礎』と呼ばれる基礎を一面コンクリートで覆った基礎にします。ベタ基礎にすることによって、地面との接地部分が、コンクリートで覆われていますので、シロアリの侵入を防ぐ方法の一つになっています。
また、床下を常に乾燥状態にしておくことも必須です。
シロアリは乾燥していれば、生息しないという事もありません。そのため、定期的な点検も必要になります。ベタ基礎を高く作り、点検口から潜って、基礎が確認できるようにすることも大切です。
ベタ基礎にしても亀裂があったり、配管やケーブルなどの隙間があると、シロアリの侵入を許してしまう場合もありますので、シロアリが侵入できないように、住宅の基礎をしっかりと施工している会社を選びましょう。

木材に防虫防蟻剤を使用
シロアリ対策用の防虫防蟻剤を効果的に用いることが必要です。シロアリ対策用の薬剤で健康被害が問題になるのは、シロアリの生態を知らない業者や対処経験の少ない業者が大量に散布することで問題が発生しています。
木材に使う防虫防蟻剤は、健康被害が無い天然成分のものを使用すると安全で安心です、当社では、人体に影響の少ないホウ酸を木材に加圧注入して薬液を木の内部まで含侵させることで、半永久的に防蟻効果が続く処理をしています。塗るだけの防蟻剤と比べて多少料金はかかりますが、シロアリの心配がある方やシロアリ被害が起きそうな土地では、対策として行っておくことをおすすめします。
土壌表面にシロアリ防除薬剤を散布
シロアリ対策の土壌処理として、様々な方法があります。基礎の内側や束石の周囲等に帯状に薬剤を散布する方法や土壌表面全体に薬剤を均一に散布する方法があります。また、土間コンク一ト等に穿孔し土中に注入処理する方法などもあります。
ただし、大集団で生活するイエシロアリの場合、薬剤のバリアがあっても集団で突破するため、一時的に防ぐことしかできません。そのため、定期的な点検で薬剤の散布することで防除することができます。
ベイトシステムの設置
ベイトシステム(ベイト工法)とは、シロアリに有効な薬剤を混入した毒餌を巣に持ち帰らせて、巣から全体のシロアリを根絶する方法です。家の周辺に一定間隔でベイトを設置することで、家にシロアリを近づけさせないようにするものでもあります。家の近くにシロアリの巣がある場合は、ベイトシステムを設置することで、死滅させることが良いでしょう。
シロアリ保証に登録する
ベタ基礎、防虫防蟻剤、土壌処理をしてもシロアリ被害を100%防ぐことはできません。沖縄は羽アリも多く、空からの侵入もあり、薬剤散布にしても数年で効果が切れてしまうからです。
そのため、数年に一度はメンテナンスや点検が必須になります。
当社では最長30年まで可能なシロアリ保証に木造住宅全棟加入しております。万が一シロアリ被害にあった場合でも補修が受けられる安心の制度です。

沖縄で新築をするならシロアリ対策は必須
沖縄の高温多湿な気候は、シロアリが好む環境であり、木造だけでなく、RC造住宅の新築を行う上でシロアリ対策は必須と言えます。家が建ち、住み始めて数年後からシロアリ被害が急増するため、『シロアリ対策は建ててから考える』より、建てる前に必ず考えるましょう。
シロアリ対策は家の寿命を延ばすだけでなく、メンテナンス費用にも大きく差が出てきます。シロアリ被害を避けるために定期的な点検とメンテナンスをしっかりと行う仕組みを取り入れましょう。
沖縄で木造新築をお考えの方へ、OB宅見学会や無料相談会を行っています。こちらを活用して、良い家づくりの参考にしてください。お申込み、お問合せをお待ちしております。
一級建築士事務所 HARMO design(ハルモデザイン)
一級建築士/一級施工管理技士 代表 岸田 匡史(きしだ まさふみ)
TEL:098-996-4810 (営業時間:08:30~18:00)
901-0241 沖縄県豊見城市豊見城574-20 がじゅまるビルヂング102
建築士事務所登録番号 沖縄県知事登録 第192-3533号
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