実績紹介 光涼風樹の家(豊見城市木造平屋)
定年を迎えられ第二の人生をスタートされるご夫婦のための木造平屋の住宅です。平屋はバリアフリーで、水廻りの使いやすさは勿論のこと、開放感のあるリビングに落ち着く和室と庭に面した縁側、またお孫さんや遠方からのお客様にもゆっくり泊まって頂けるような、明るくおもてなしの気持ちが伝わる家を創ってほしい。これからの暮らしを施主様と一緒に描き、カタチにした夢いっぱいの住まいです。
洋風のインテリアと落ち着く和・琉風の両方を取り入れたいとのご要望を外観でも表現するために、内部の空間に使った木の質感を外観にも使い、周囲の山や畑の田園風景になじむようにモスグリーンの洋瓦を提案しました。暮らしから生まれる内と外の要求をシンプルに構成することで、違和感を感じさせないデザインを心掛けました。
大きな屋根の下、家族でゆったりすごす。木の家ならではスケール感と包み込まれるあたたかさ。好きなインテリアが暮らしのシーンを彩り、毎日が楽しくなります。
和室
リビングの先に続く和室。様々な用途に使える和室はとても便利。イグサのフィトンチットのリラックス効果も注目されています。
縁側
沖縄の赤瓦屋には、必ずアマハジ(縁側)の前にナー(庭)があり、ゆんたく(おしゃべり)や三線や踊りなどのあしびをする場所になっています。昔、子供の頃にあったこんな集いの場所をもう一度つくりたい。施主様の想いで実現したこの縁側で、これからどんなストーリーが展開されていくのでしょう。
ロフト
水廻りの上にある10畳大のロフト。お孫さんの遊び場として、読書や趣味に没頭できるフリースペースとしてお使い頂けます。1.4Mの屋根裏空間ですが、ご家族の使い方次第で無限大の豊かな空間が生まれます。
「やっほーい!」とのぞくと誰かが、声をかえしてくれる。いつもの家がジャングルジムになったり、ひみつの部屋になったりする。子供はそんな家が大好きです。床の高さをかえるだけで視線に変化が生まれ、気兼ねすることない楽しいスペースが生まれます。
ロフトは風を抜くための場所でもあり、屋根断熱で夏場でも涼しくすごすことが出来ます。RC住宅と違い熱がこもらないので、マットをしけばゲスト用の寝室に早変わり。窓からは一面の丘が広がり、まるで別荘のような雰囲気です。
キッチン
家の様子がすべてわかり、すぐサービスできるようなキッチンのご要望にお応えして、センターに配置しました。奥様にとって使いやすく、心配りを届けやすい家にすると、動線計画もスムーズにいきます。
パントリー
キッチンに隣接して、収納庫(パントリー)を配置しました。外にモノが溢れることなく、取り出しやすいように、それぞれの物品の奥行にあわせた可動棚を一面に設けています。
シャワールーム
湯舟をあまり使われないご夫婦のために、スペインタイルに囲まれた広々としたラグジュアリー感のあるシャワールームをご提案いたしました。お孫さんとのバスタイムもゆったり楽しむことができます。
トイレ
日舞を嗜まれる奥様から、和を感じる「厠(かわや)」のようなお洒落なトイレにしたいとご要望があり、コーディネート致しました。あまり見せないがよく使われるトイレこそ華を飾れるお洒落な場所に。施主様の心配りが現れる素敵な場所になりました。
- <土地面積>310㎡
- <床面積>83.0㎡
- <工法>木造軸組工法
- <竣工年>2018年1月
- <物件本体費用>2001~2300万円
物件の特徴
洋・和・琉球風と沖縄のちゃんぷるーな風土の中で実現した外観・内観とも色んな要素が混在するユニークなすまいです。施主様のみんなが集える場所にしたい、との思いから開放感のある大きな屋根の下にロフトや諸室を計画しました。また、沖縄の亜熱帯気候で快適に過ごすために、遮熱と通風・採光を両立させるように環境設計した結果、明るく周囲の風景に溶け込む、自然を感じる住まいになりました。
一級建築士/一級施工管理技士 代表 岸田 匡史(きしだ まさふみ)
TEL:098-996-4810 (営業時間:08:30~18:00)
901-0241 沖縄県豊見城市豊見城574-20 がじゅまるビルヂング102
建築士事務所登録番号 沖縄県知事登録 第192-3533号
一般建設業許可番号 沖縄県知事 許可(般-5)第14926号