スキップフロアの家

前面道路から1.4M上がった敷地での計画です。
お客様からのご要望はビルトインガレージがあり、開放的なLDKに使いやすい水廻り、そして仏壇専用の和室でした。
造成費用を抑えながら敷地内のレベル差を解決する為に、スキップフロアの家を計画しました。

高低差をさしわたすように勾配天井をかけた中央部に開放感溢れるダイニングを配置し、その周りに家族それぞれが好きなスペースを設けています。勾配天井や低い段差で連続するスキップフロアのレベルを活かして、家族みんながひとつになりながら心地よい居場所がゆるやかに繋がる住まいになりました。

スキップフロアの為、正面は2階建て裏側からは平屋に見え、方向によって外観のデザインが全く変わって見えるのが特徴です。和室が納まるユニットはダークブラウンの木目調サイディングを張りアクセントとしています。

開放感のある中央のダイニングを囲うように対面キッチン、リビングを配置しました。リビングは逆に天井の高さの抑えることで、落ち着いた空間としながらダイニングの開放感を強調しています。差しかけられるように造られたスキップフロアによりLDKと居室ゾーンを分節しながら空間にリズムと変化が生まれました。

吹き抜け内に1.2Mのスキップフロアを設けたことで、見え方やコミュニケーションが変わります。アイデア次第で様々なスペースが生まれ、暮らしはどんどん楽しくなっていきます。スキップフロアの下には掘込席のスタディーコーナーを設けました。スペースの有効活用と使い勝手、楽しさを両立させる工夫のひとつです。

キッチンからの風景
家族の様子を見守りながら家事もはかどるようなレイアウトにしてほしい。
大切にしたのはキッチンからのビュー(眺め)です。家の対角線上、和室の奥まで視線が通るようにプランニングしています。
みんなの顔をみながら、裏手の水廻ゾーンにも素早くアクセスできるお母さんのとっておきのポジションです。

キッチンはLIXILのアレスタ。面材は床と合わせナチュラルオークで合わせました。スキップフロアの下にはパントリーを設けました。カウンターやバック収納はお客様のデザインと機能をお伺いして大工の手により造作しています。


部屋をでるとそこはすぐ吹き抜けのダイニング。LDKとひと続きながらスキップフロアの段差により、パブリックとプライバシーを分けています。ドアを開けておけば線が通るのでワンフロアのように感じ、お子様の様子も良くわかります。

9帖の洋室は将来仕切れるようにドアや収納をそれぞれ設けました。内装材はLIXILのラシッサのパレットを使用。オークで統一することで、シンプルナチュラルで飽きのこないインテリアとなっています。

家の奥まで入らず手を合わせやすい玄関の脇に仏間を設けました。玄関をはさんで離れのような雰囲気のある和室です。コンパクトな玄関横の和室の障子を開けておくことでお互いが狭く感じず、ちょっとした客間としてもお使い頂けます。

キッチン上部には4.5帖のロフトを設けました。ホビールームや収納庫など使い方はアイデア次第。屋根裏を活用した楽しいスペースです。

洗面台はLIXILのLCをチョイス。可動棚を設置し、室内干しもして頂けます。奥にブルーのクロスを加えアクセントとしました。家事がメインの部屋にこそワンポイントをプラスしてみてはいかがでしょうか。


トイレはLIXILのロータンクトイレ、ハーモJを採用しています。メーカーを統一することでデザインの統一とコストダウンを計りました。背面のアクセントウォールが爽やかな印象を与えています。奥行1450㎜ながら手洗器やカウンター・吊戸棚を設置。コンパクトで使い勝手のよいトイレです。

まずはお気軽にご相談ください

初めての家づくりで分からない事が多いと思いますが、お客様に安心していただけるように多くの情報を提供します。まずはお気軽にお問合せください。

一級建築士事務所 HARMO design(ハルモデザイン)
一級建築士/一級施工管理技士 代表 岸田 匡史(きしだ まさふみ)
TEL:098-996-4810  (営業時間:08:30~18:00)
901-0241 沖縄県豊見城市豊見城574-20 がじゅまるビルヂング102
建築士事務所登録番号 沖縄県知事登録 第192-3533号
一般建設業許可番号 沖縄県知事 許可(般-5)第14926号

木建築ラインナップ



ハルモデザイン、ホームページ担当
自分もハルモデザインの施主として、注文住宅の建築実績あり。
自身の経験を活かし。これから家づくりをするお客様へ木造住宅の良さを発信中。

関連記事

  1. 外観1
  2. 螺旋つながりの家
  3. スクエアモダンハウス2-1
  4. 外観3
PAGE TOP