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木造住宅の豆知識
6.282017
沖縄の木造住宅のシロアリ対策とは?

沖縄の木造住宅に限らず、RC住宅でも被害を出すシロアリ問題。シロアリ被害は、家の柱や土台を食べ、家の内側からボロボロします。柱や土台が食われてしまうと、耐震性が落ちたり、床が抜けたり、大きな被害を与えてしまいます。シロアリは生活するために巣を作り、その過程に家の素材を食い散らかしたり、阻害ものを排除するために、穴をあけるようです。近くにシロアリの巣がある、シロアリ被害にあった家がある場合、シロアリの活動圏内になりますので、対策をしっかりと行う必要があります。ここでは、せっかく建てた家をシロアリの被害から守るための対策について説明します。
シロアリ対策のためのベタ基礎
シロアリは地面から住宅に侵入してきます。沖縄での木造住宅のシロアリ対策として、家の下から侵入されないように、『ベタ基礎』と呼ばれる基礎を一面コンクリートで覆った基礎にします。ベタ基礎にすることによって、地面との接地部分が、コンクリートで覆われていますので、シロアリの侵入を防ぐ方法の一つになっています。また、床下を常に乾燥状態にしておくことも必須です。
シロアリは乾燥していれば、生息しないという事もありません。そのため、定期的な点検も必要になります。ベタ基礎を高く作り、点検口から潜って、基礎が確認できるようにすることも大切です。⇒ハルモデザインのベタ基礎でシロアリの侵入を防ぐ
ベタ基礎にしても亀裂があったり、配管やケーブルなどの隙間があると、シロアリの侵入を許してしまう場合もありますので、シロアリが侵入できないように、隙間が無いことを確認しましょう。
木材に防虫防蟻剤を使用
シロアリ対策用の防虫防蟻剤を効果的に用いることが必要です。シロアリ対策用の薬剤で健康被害が問題になるのは、シロアリの生態を知らない業者や対処経験の少ない業者が大量に散布することで問題が発生しています。木材に使う防虫防蟻剤は、健康被害が無い天然成分のものを使用するか、最近では、人体に影響の少ないホウ酸が使われています。
木造住宅で、木材に直接、防虫防蟻剤を染み込ませるシロアリ対策の方法があります。料金はかかりますが、シロアリの心配がある方やシロアリ被害が起きそうな土地では、対策として行っておくことをおすすめします。
土壌表面にシロアリ防除薬剤を散布
シロアリ対策の土壌処理として、様々な方法があります。基礎の内側や束石の周囲等に帯状に薬剤を散布する方法や土壌表面全体に薬剤を均一に散布する方法があります。また、土間コンク一ト等に穿孔し土中に注入処理する方法などもあります。
ただし、大集団で生活するイエシロアリの場合、薬剤のバリアがあっても集団で突破するため、一時的に防ぐことしかできません。そのため、定期的な点検で薬剤の散布することで防除することができます。
ベイトシステムの設置
ベイトシステムとは、シロアリに有効な薬剤を混入した毒餌を巣に持ち帰らせて、巣から全体のシロアリを根絶する方法です。家の周辺に一定間隔でベイトを設置することで、家にシロアリを近づけさせないようにするものでもあります。家の近くにシロアリの巣がある場合は、ベイトシステムを設置することで、死滅させることが良いでしょう。
シロアリ保証に登録する
べた基礎、防虫防蟻剤、土壌処理をしてもシロアリ被害を100%防ぐことはできません。沖縄は羽アリも多く、空からの侵入もあり、薬剤散布にしても数年で効果が切れてしまうからです。そのため、数年に一度はメンテナンスや点検が必須になります。万が一のシロアリ対策として、シロアリ保証に登録することで、補償額の給付が受けられる制度などもあります。
沖縄の高温多湿な気候は、シロアリが好む環境であり、住宅建築を行う上で、シロアリ対策は必須です。住み始めてから、数年後からシロアリ被害が急増するため、『シロアリ対策は建ててから考える』より、建てる前に考える方が、家の寿命を延ばすだけでなく、メンテナンス費用にも大きく差が出てきます。繁殖力や生命力が強いシロアリを100%防ぐことは困難であります。家の中をシロアリ被害に出さないようにするためには、定期的な点検とメンテナンスをしっかりと行いましょう。
当社では、安心の木造住宅建築のため、二重三重のシロアリ対策を行っております。
沖縄で木造住宅を建てる方へ安心の家づくりができるように、これからもシロアリ対策を強化していきます。
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