沖縄で木造住宅の新築を検討している方で、ハウスメーカーや建設会社、工務店など、どの会社で家を建てようかと比べる際の目安が、『坪単価』です。坪単価とは、
【坪単価=工事費用÷工事面積】となり、家の大きさで、大まかな建築費用を算出することができます。
住宅業界では坪単価を安くみせて集客することがよくあります。
しかし、話を聞きにいくと希望のプランをかなえるには追加料金が発生することがあります。
結果、途中まで商談をすすめたのでその会社と契約したものの、お客様の予算の中で出来るだけの間取りしかかなわず、満足度の低い住宅になるケースもしばしば見られます。
坪単価で比較する場合には、【工事費用】はどこまで、どんな仕様で入っているのかを確認しましょう。
ポイントとしては、住宅設備や家具工事・外構・水道電気引き込み工事、設計料まで入っているかを確認しましょう。
メーカーによっては【工事費用】は【建物本体価格】でそれ以外を【屋外付帯工事】としてあとで計上することがあります。それには理由があります。住宅建設は敷地条件によって建物以外の価格が大きく変動するからです。例えば、建てようとした敷地に擁壁工事が必要だったり、密集地で工事の難易度が高かったり、上下水道管が前面道路に埋設されていなかったりと様々な要因で【屋外付帯工事】がアップするからです。
法規とからんだり、相場が不明だったりとお客様にはわかりにくいところであり、業者としても設計が進んでこないと見積もりが出しにくい部分でもあります。
しかし、ここを後で高くだしてくる会社もありますので注意が必要です。
建設会社に相談する際は敷地図や現地の写真などを持って【屋外付帯工事】も出てくるなら、概算費用でいいのでどのくらい必要なのかを最初に確認しましょう。
もし、担当者が知識と経験がある方なら大まかにどのくらい必要か答えてくれると思います。
もうひとつのポイントは、建物の中身にかかわることで、どんなものを標準仕様としているかを確認しましょう。
比較する時は①構造体、②内装、③設備の3つに大きくわけると比較しやすいと思います。
①の構造体は、軸組の材木の質や工法、断熱材、アルミサッシの仕様、屋根の種類など
②の内装は床・建具・クロスや収納の大小、造作家具の有無、そしてデザイン性
③設備はシステムキッチンやユニットバス・トイレのグレード、またオール電化に対応しているか
などを聞いてみましょう。ひとつひとつの住宅アイテムをカタログやサンプルをみせて説明してくれる会社は良心的と言えます。
沖縄の木造住宅の坪単価の目安
各社仕様はそれぞれですが
- 大手ハウスメーカーの坪単価は85~100万円
- ローコストハウスメーカーの坪単価は70~80万円
- 工務店は75~85万円
ちなみにRC住宅の最近の相場は坪単価95~110万円が多いようです。
当社では坪単価80~90万円くらいの価格帯となっております。
各会社ともそれぞれ自社の仕様があるので、一概に比較することは最初は難しいかもしれません。
また敷地条件やお客様の要望も不必要にだすと、先方も期待して営業をかけてくるのではと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
まずは担当者に会社がデザイン・仕様・料金体系を含めどんな家づくりをしているかプレゼンしてもらい、お客様のイメージしている家を実現できそうか当たりをつけましょう。
その後、どんな家をつくりたいか要望を伝え、印象よく積極的に対応してくれるようなら、敷地図など具体的な条件を出して大まかな概算費用を聞いてみると良いと思います。
【坪単価】は各社同じ図面から算出するのであれば比較しやすいのですが、実際はそうではなく
【内容】によって大きく変動することをあらかじめご理解頂くと良いと思います。
その【内容】を丁寧に、納得のいく説明をしてくれる会社を選びましょう。
まずはお気軽にご相談ください
初めての家づくりで分からない事が多いと思いますが、お客様に安心していただけるように多くの情報を提供します。まずはお気軽にお問合せください。
一級建築士/一級施工管理技士 代表 岸田 匡史(きしだ まさふみ)
TEL:098-996-4810 (営業時間:08:30~18:00)
901-0241 沖縄県豊見城市豊見城574-20 がじゅまるビルヂング102
建築士事務所登録番号 沖縄県知事登録 第192-3533号
一般建設業許可番号 沖縄県知事 許可(般-5)第14926号