光涼風樹(こうりょうふうじゅ)の家

フクギと石垣に守られながら、屋敷内に建つ赤瓦をのせた開放的な古民家は光と風を取り込みつつ、その美しさを際立てる絶妙なバランスで構成されています。ハルモデザインの「光涼風樹(こうりょうふうじゅ)の家」は沖縄の伝統的な古民家をリスペクトしながら、沖縄の環境に合わせて現代の構造技術や優れた温熱性能をプラスした自然派住宅です。沖縄の美しい自然と暮らしの調和を図りながら、限りある資源を大切に使う。先人の知恵に学びながら、新たな感性で再構築した「現在のうちなー家」を目指しています。

【自然】【人】【資源】の調和のとれた自然派住宅

【自然】【人】【資源】の調和のとれた自然派住宅

光・風・水・地形・景観等の【自然】と、地域とそこに住まう家族【人】、建築材料や生涯必要なエネルギー【資源】をできるだけ抑えながら、3つの要素【チカラ】の調和をはかることを念頭に設計に取り組んでいます。調和のとれた住まい方を古民家に習いつつ、HARMOHOUSEのロングライフで快適に暮らすための9つのアクションをベースにしております。それぞれの地域特性やご家族の志向に応じてバランスをとりながら設計しますので出来上がる家は千差万別。沖縄の様々な自然素材を使いながら、ご家族が思い描く「現代のうちなー家」をご提案致します。無垢材をありのままに、現(あら)わしで仕上げるには木に精通し、卓越した技術と経験が求められます。自然と人のコラボレーションによってできる造形を、シンプルにより美しく納めることができるように熟練した職人と1棟1棟、互いに研鑚を積みながら品質と技術の向上に努めております。

自然派住宅の5つの特徴

自然派住宅の5つの特徴

①自然を活かしながら快適に暮らす環境デザイン

様々な表情を見せる光や心地よい風、雨の音や水のにおい、何気ないようで私たちの周りにいつもある自然の恵みを最大限活かせる事が自然派住宅の一番の特徴です。ハルモデザインでは、ラフプランの前に現地で敷地と周辺環境(光・風・方位・景観・隣地等)をリサーチし敷地の特性をつかみます。お客様からはその土地でどのような暮らしをしたいのか、家族の成長や老後の計画まで家族が大切にしたい住まい像をヒアリングします。

お伺いした要望をもとに、家族が心地よく過ごせる空間をつくるため、間取りと動線そしてデザインを同時に考えながらシュミレーションしていきます。沖縄にも四季があります。日ごとの光や風の変化を肌で感じることで住まいに時の流れが生まれます。環境に合わせてつくる光涼風樹の家は建物自体が自然の一部です。自然の恵みをふんだんに享受しながら、心地よく快適に暮らせる自然派住宅をご提案致します。

➁木の架構が生み出すダイナミックな空間

➁木の架構が生み出すダイナミックな空間

建物の中に森をつくる。光涼風樹の家では暮らしに合わせて空間が繋がり集積したスペースの上にオーガニックなシェルターをかけるようなイメージで構造計画をします。柱や梁を林立する木と見立て、上を見上げると森の中にいるような心地よくナチュラルな空間になるよう設計しています。自然派住宅では勾配天井や吹き抜け等、ダイナミックな架構を用いることが多いですが、一級建築士事務所だからできるデザインと構造の両立でお客様の理想の空間を実現します。構造を視覚化することは、感覚的な安定をもたらし、室内環境を自然に近づけます。何より自然素材がつくる柔らかく豊かな空間は居るだけで心地よく安らぎを感じます。

③優れた遮熱・断熱・省エネ性能

③優れた遮熱・断熱・省エネ性能

沖縄の伝統的な住宅が造られた時代、電気も石油由来の建材もなく、家は全て自然の素材で建てられてきました。木や石、土や草、身近な天然素材に備わるチカラを見極めながら上手に加工して見事な家をつくりあげてきたのです。今も残る古民家の中に入れば、木陰にいるような涼しさと何とも言えぬ心地よさを感じます。

先人が築き上げてきた技法は今も活きながら、現代の技術によってさらに進化を遂げています。外張り断熱による防水性と気密性、断熱性能の大幅な向上はその一つです。また、シロアリ対策として床下を防湿コンクリートで覆うベタ基礎工法に冬でも寒くない基礎断熱を付加することも出来ます。

熟練した大工が現場で木の仕口を刻んでいた昔と違い、プレカット工場であらかじめ材木を加工することで、材料と施工の手間を無くしコストを削減しながら建築品質の向上を計っています。遮熱・断熱性能を高めることで少ないエネルギーで空調を行うことが可能になり、さらに太陽光発電等を導入することで家で使うエネルギーをゼロにする自然派ZEH住宅にすることも可能です。

④自然素材のもつ優れた特性

④自然素材のもつ優れた特性

自然素材はその豊かな表情だけではなく、素材そのものが持つ効果自体が素晴らしく様々な利用法があります。木の繊維やしっくいには微細な気泡があり、その中の空気が断熱性を保ちながら、湿度が高い時は吸湿をします。湿気によるカビは健康に大きな影響を与えます。木やしっくいの調湿作用は沖縄で健康で快適に過ごすための大きなメリットです。

また木は軽くて強いという特性があります。同じ重量で強さを比較すると、木は鉄の4倍の引っ張り強度、コンクリートの6倍の圧縮強度を備えており、軽くて強い建材です。軽いことは地震や台風などの水平力の負担が少なくなり建物に有利に働きます。

沖縄の古民家になくてはならない赤瓦は陶器質で台風の暴風時には雨が染みこみその重量で飛散を防ぎつつ、天候が回復すると瓦の水分が蒸発する気化熱により家の中の温度を下げる働きがあります。

⑤時が経つほどに醸し出される美しさ

⑤時が経つほどに醸し出される美しさ

集落を歩くと樹齢100年を超えるフクギの間から琉球石灰岩の石積みが見え、その中に建つ古民家の柱と外壁は強い紫外線によりシルバーグレイに変色しています。瓦とムチしっくいの寂びた表情は時を重ねるごとに深みが増し家全体が重厚な雰囲気に包まれています。

家の中に入り時間と共に擦り減り飴色になった床板の上を歩きながら、仏間を見ると何世代にもわたって使われてきた仏壇の中にやけに鮮やかなトートーメ―が祀られています。時間と共に醸し出される風合いは自然派住宅ならではのものです。

欧米では100年を超える住宅をアンティークハウスといい、金額には代えられない価値を持ちます。沖縄にも100年を超える古民家は数多く現存し、国の重要文化財である中城村の中村家は築250年とも言われています。光風風樹の家はアンティークハウスを育てる愉しみを持つ方へ向けて、3世代以上が済み継いでいける耐久性と美しさを備えた家づくりに取り組んで参ります。

一級建築士事務所 HARMO design(ハルモデザイン)
一級建築士/一級施工管理技士 代表 岸田 匡史(きしだ まさふみ)
TEL:098-996-4810  (営業時間:08:30~18:00)
901-0241 沖縄県豊見城市豊見城574-20 がじゅまるビルヂング102
建築士事務所登録番号 沖縄県知事登録 第192-3533号
一般建設業許可番号 沖縄県知事 許可(般-5)第14926号

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ハルモデザイン、ホームページ担当
自分もハルモデザインの施主として、注文住宅の建築実績あり。
自身の経験を活かし。これから家づくりをするお客様へ木造住宅の良さを発信中。

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