光熱費を含めたランニングコストや防災、環境への影響など社会と暮らしのリテラシーの高いお施主様。お子様が誕生し、理想の住まいの住まいを模索しておられた所、高気密高断熱で空調効率が良く、居住性に優れたZEH住宅を選択されました。
外観はご夫婦が好きなブラックのサイディングを母屋に使い、張り出した下屋と軒天部分には木のテクスチャーを配して柔らかい印象を加えました。ZEH住宅の高性能でスマートなイメージをデザインに取り入れました。
6KWの太陽光発電を搭載し、昼間に発電した電気を購入された電気自動車に繋いで「V2H」で夜間に電力を家に供給すれば、蓄電池がなくても災害時には自立したオフグリッドシステムで数日間過ごす事が可能です。
ダイニングテーブルはリビングを圧迫するので置きたくない、というお施主様の為に、お洒落なビストロのカウンターのような雰囲気でデザインしました。顔を見ながら話もできるし、素早くサービスし下げられる。機能性とデザイン性が両立した素敵な空間になりました。
内観も外観とテイストを統一するように、モルタル色・木の質感を基調に構成し、要所で黒のアイアンと大判タイルを使って空間を引き締めました。
家族との繋がりをいつも感じられる仕掛けのひとつが大きな吹き抜けです。開放感はもちろん、大きな傘のように家族がひとつ屋根の下に暮らしている実感を与えてくれます。
吹き抜けに面した2階にファミリーライブラリーを設けました。読書・お仕事・寝る前のセカンドリビングとアイデア次第で様々な用途にお使い頂けます。
奥様ご希望により、黒で統一したキッチン。硬質な黒のセラミック天板のキッチンと、背面の濃灰の大判タイル、上部の間接照明によりクールでスタイリッシュな雰囲気を醸しています。
ダークでシックなキッチンと明るくナチュラルなパインのダイニングカウンターの組み合わせ。一見対象的な組み合わせですが、木目の天井とモルタル色の壁で馴染ませながら、大判タイルを照らす間接照明とペンダントでアクセントを与えることで、お洒落なダイニングスペースに仕上げました。
吹き抜けから下階の様子が伺え、コミュニケーションもはずみます。
造作の洗面カウンターでデザイン性と機能性UP。壁面のヘキサタイルのランダムな模様がとってもユニークで毎日のグルーミングも楽しくなりますね。
トイレの手洗いカウンターは信楽焼の鉢を使い、和モダンテイストに仕上げました。
子供部屋は界壁を一部引き戸にして、大きくなるまでは2室1室で使えるように計画。
一級建築士/一級施工管理技士 代表 岸田 匡史(きしだ まさふみ)
TEL:098-996-4810 (営業時間:08:30~18:00)
901-0241 沖縄県豊見城市豊見城574-20 がじゅまるビルヂング102
建築士事務所登録番号 沖縄県知事登録 第192-3533号
一般建設業許可番号 沖縄県知事 許可(般-5)第14926号