健康で住み心地の良い住宅を造るポイントは生きている木の特性を活かすことです。木も人も自然から生まれてきました。心地よく快適な生活とは、工夫を重ねながら自然と共に暮らす。ということにつきるかもしれません。当社では、人と自然のバランスのとれた「調和」を合言葉に「健康で安心・安全な」「木の魅力を活かした住宅」として木造住宅建築を推進しています。ここでは、自然素材の木の魅力を活かした健康で快適な木造住宅をおすすめする理由についてまとめてみました。
沖縄で木造住宅をおススメする理由とは?
- 木材に調質性・断熱性があり、夏場を快適にすごせる(木陰の涼しさ効果)
- 日本で豊富にある材料なので、単価が安い(森林ストック)
- 軽くて強度があり、加工が容易 (プレカット)
- 自由な間取りとリフォームのしやすさ
- 自然素材がもたらす安らぎと味わい(フィトンチット効果)
①木造は調質性・断熱性があり、夏場快適に過ごせる
木は鉄やコンクリートと比べると熱を伝えにくい素材です。例えばスギの熱伝導率は0.087 W/(m・k )で、同じく1.0W/(m・k )のコンクリートの約12分の1であり、それだけ熱を伝えにくい素材といえます。暑い夏は外の熱気から室内を守り、寒い冬は室内の暖かい空気を外へ逃がしません。気温を変化が少なく、エアコンなどの人工的な温度調整を少なくすることで、健康的な生活ができます。
木の繊維組織はミクロのパイプのようになっており、その中には最も熱を伝えにくい空気が含まれています。木は断熱性に優れ、断熱材にも匹敵するほどの性能をそなえる建築材料として非常に優れた自然素材のなのです。また、その気泡は綿のような吸湿性があり、湿り過ぎれば放湿し、乾き過ぎれば吸湿します。湿気によるカビは健康被害に大きな影響を与えます。木としての湿潤の調整機能は、沖縄で健康で快適に過ごすための大きなメリットです。
②木材は豊富にある材料なので、材料単価が安い
木造住宅とRC住宅の躯体工事費の差は30坪で約450万円もありました。弊社の実績から試算したところ、30坪の住宅の場合、RC造住宅は坪70万が標準的で躯体費用は坪42万円。木造住宅では坪58万円が標準的で躯体費用は27万円でそこには450万円の差があります。同じ居住性・耐久年数があるなら、この金額の差はムダではありませんか?
たくさんストックのある日本の木を使いましょう
日本の人工林は今や一千万ヘクタールを超え、全森林面積の四割以上を占めるようになり、そこには建材に使える森林資源が豊富にあり、価格も安価で安定しています。
国の法整備などにより、自給率は上昇傾向にありますが、未だ30%にとどまっています。海外の情勢により価格が大きく変動する建材を使う工法は、リスクが大きいと言えるでしょう。
③木造は軽く強度があり、加工が容易
木は軽くて強いという特性があります同じ重量で強さを比較すると、木は鉄の約4倍の引張強度、コンクリートの約6倍の圧縮強度を備えており、軽くて強い素材です。また、木には曲げに対するねばりがあり、水平方向にかかる力にも強く、地震・台風などのあらゆる方向からの力に対して有効に働きます。
木材は伐られた後も強くなります
檜は伐られた後、年々その強さを増していき、約200年後には約30%近くも強くなることが明らかになっています。1000年以上経っても圧縮強度は伐採した時と同程度で非常に耐久性のある優れた建築材料であることがわかります。
木材は人力で容易に加工できます
コンクリートや鉄では、加工するのに機械が必要ですが、木材は道具があれば一般の方にも容易に加工できます。プロの大工にはかなわないかもしれませんが、DIYで、どんどん自分の好きな空間にカスタマイズすることができます。
④木造は自由な間取りとリフォームのしやすい
木造住宅の工法で、当社の行う軸組工法では柱と梁の大きさを変えることで幅4.5m程度の大きさまで自由に間取りをつくることができます。ガレージや吹き抜け、スキップフロアなども壁量を満たすことで対応可能です。
リフォーム時に間仕切りの位置を変更できる
部屋の中央部分を避けて耐力壁を配置することで、間仕切りを撤去したり、位置を変更したりすることは可能です。将来の姿を想定してプランすれば、最小限の間仕切りの変更ですみますので、リフォームも安くすることができます。
⑤自然素材がもたらす安らぎと味わい
木箱のマウスの生存率が高いという実験結果で、木製、金属製、コンクリート製の飼育箱で、生まれたばかりのマウスの生存率と成長率を比較した実験があります。木製では生存率が85%でしたが、金属製では41%、コンクリート製ではわずか7%という低さでした。さらに、発育面でも木製では順調で、金属製、コンクリート製では劣っていたという結果から自然素材が優れた性能を持っていることが認められています。小さなお子様の成長にも木造住宅が健康で快適な生活が送れるでしょう。
フィトンチッドがもたらす癒し効果
フィトンチッドとは植物から発散されるテルペン類等の揮発性物質であり、植物はその生命を維持するため、また自らの成長を促すために、フィトンチッドを幹や葉から大気中に放出しています。このフィトンチッドには・リラックス効果、高血圧を抑制、大脳を活性化し調整力を高める、消臭や害虫忌避効果があると言われています。
木は有害な紫外線を吸収し、目に優しくぬくもりを感じさせる
木は目に有害な紫外線を吸収し、ほとんど反射しません。人に快適な光の反射率は、肌色と同じ50~60%と言われてますが、木の反射率はこれとほぼ同じです。また、赤色波長成分の反射が大きく、それがあたたかさを感じさせる大きな理由だと考えられています。木は目に優しく、反射する光は眩しすぎず、心地よい素材です。そのため、木造の素材が健康に一役を担っています。
時を経つほどに醸し出される風合い
本当に必要な機能・品質をもったものは、道具を超えて生活の一部になります。時間とともにすり減り、飴色になったフローリングや階段・手すりが光によって様々な表情を浮かび上がらせる。時間とともに醸し出される風合いは自然素材ならではのものです。
健康的で快適な生活を送れる自然素材を使った木造住宅を建てませんか
沖縄で木造住宅を建てるメリットは分かりましたか?当社は、木の魅力を活かした健康で快適な生活がおくれる木造住宅の提案を行っています。健康に配慮した家を検討している方、木造住宅を望する方は、弊社にご希望をお聞かせください。
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初めての家づくりで分からない事が多いと思いますが、お客様に安心していただけるように多くの情報を提供します。まずはお気軽にお問合せください。
一級建築士/一級施工管理技士 代表 岸田 匡史(きしだ まさふみ)
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